【2022年版】ビジネスにも使えるオススメWordPressテーマ
ホームページの構築ツールの選択肢として最も汎用性の高いツールの一つであるWordPressですが、オリジナルでテーマを作成するとなるとHTML/CSSに加えてPHPやWordPressの独自タグなどの専門知識が必要なため敷居が高かったり、プロの制作会社に依頼しなければいけないなどコストが高くなってしまいます。
もちろん、オリジナルでテーマを作ることで、独自デザインによる高いブランディング効果が期待できたり、他社との差別化が計れる等々、メリットの方がはるかに大きいと思いますが、予算が限られている場合などケースによっては、コスト重視でWordPressを導入したいこともあるかと思います。
そこで今回は、オリジナルでテーマを作成しなくてもプロっぽいホームページやブログサイトが構築できるWordPressのビジネスにも使えるテーマをご紹介いたします。
目次
無料のWordPressテーマと有料のWordPressテーマの違い
無料のWordPressテーマについて
無料のWordPressテーマのメリット
無料で使えるWordPressテーマのメリットは、
- 何と言っても無料!
- 試験的に導入してみても良い
- 有料テーマを使う際の比較材料にもなる
等々、挙げられるかと思いますが、なにより無料であることが最大のメリットでしょう。
無料で使えるので、費用面が最も重要なケースにおいては、採用するかどうかは別としても試験的に導入してみてもいいかもしれません。
無料のWordPressテーマのデメリット
無料で使えるWordPressテーマのデメリットですが、
- 有料テーマに比べれば機能性・デザイン性が低め
- クレジット表記が必要(の場合が多い)
- アップデートされないことも
- サポートがない・受けられない
- 導入サイトが多いため他社との差別化には不向き
あえて挙げるとしたらこんな感じになると思いますが、アップデートに対応している点や、サポートの必要性の有無を理解していれば、無駄な心配は必要ないように思います。
無料テーマとは言え、有料テーマに近いレベルのものもありますので、紹介していきたいと思います。
有料のWordPressテーマについて
有料のWordPressテーマのメリット
有料のWordPressテーマのメリットは、
- 機能性・デザイン性が高い
- 自由度や汎用性が高い
- 事業ごとに特化したテーマもある
- クレジット表記が不要
- サポートを受けられる(ことが多い)
- アップデートに対応している(ことが多い)
等々、有料テーマだけあって充実の内容になっています。
有料のWordPressテーマのデメリット
有料のWordPressテーマのデメリットは、
- 有料である
- 多機能がゆえに設定が煩わしいテーマも
- 導入するサイト数に制限がある(場合が多い)
- 各テーマ(配布サイト)ごとに利用規約が細かく定められている(場合が多い)
あえて挙げるとしたらこんな感じになると思いますが、 サイトの目的に合ったテーマ選びさえ間違わなければ非常に優秀なテーマが多いと思います。
無料で使えるおすすめWordPressテーマの紹介
ビジネス用ホームページ向きおすすめ無料WordPressテーマ
Lightning(ライトニング)
WordPressテーマ「Lightning(ライトニング)」は、多くのサイトに採用されている日本製テーマです。
最新バージョンのWordPressに追随し随時アップデートを続けています。
厳しいチェックを通過してWordPress公式ディレクトリに登録されているテーマということもあり、WordPressの管理画面からも簡単にインストールして利用を開始することができます。
スタンダードなビジネス用ホームページを作る用途としての無料テーマの中では最もおすすめのテーマの一つです。
- スタンダートなビジネス用ホームページ向き
- 安心の日本製
- アップデートが早い
- 配布サイトの更新が活発
- WordPress公式ディレクトリに登録されている
- 無料版で気に入れば有料版(更新ライセンス有)への移行も可能
Arkhe(アルケー)
WordPressテーマ「Arkhe(アルケー)」は、WEB制作のベースに最適なテーマを目指して開発されたテーマです。Arkheのコンセプトは「自由にサイトを組み立てたい、でも細かい部分をいちいち整えるのは面倒だ」と、そんな方々が使いやすくなるようなテーマとして開発されています。
非常にシンプルかつ汎用性の高いのが特徴で、Arkheを基にした場合にもカスタマイズのしやすさがGood!です。
シンプルなホームページであればこのまま利用するも良し、オリジナルWordPressテーマを作る際のベースとするのも良しと用途は利用者によって無限です。
専用の拡張プラグインも用意されていますのでそちらを導入するとさらに便利にすることも可能です。
- シンプルなホームページ向き
- 安心の日本製
- アップデートが早い
- WordPress公式ディレクトリに登録されている
- オリジナルテーマ作成の土台としての利用にも◎
- 専用プラグイン(有料)の利用でさらに便利に
ブログサイト向きおすすめ無料WordPressテーマ
Rebirth(リバース)
WordPressテーマ「Rebirth(リバース)」は、配布サイトがもともと有料で販売する予定だったとするほど精巧につくられた有料クラスのブログ向けのWordPresテーマです。
今風にリデザインして、機能を一新したRebirthを完全無料で使えます。
機能・デザインともに充実していることと、土台となるテンプレートのクオリティが高いため、ブログメインのビジネス用のサイト(特に店舗サイトなど)でも十分に対応できると思います。
有料クラスのテーマを無料で使うことができるので、WordPressでブログメインのサイトを作る際は一番に触ってもらいたいテーマです。
- ブログサイト向けのWordPressテーマ
- もともと有料用として作られた
- 有料クラスのテーマを無料で使える
- 店舗サイトなど情報発信が中心のサイトにも使える
- ブログメインサイトなら有料を試す前に使う価値あり
Cocoon(コクーン)
WordPressテーマ「Cocoon(コクーン)」 は、シンプルな見た目と便利な機能を織り込んで作られた初心者でも感覚的に使える無料WordPressテーマです。
基本的にはブログ向きのテーマですが、非常に汎用性が高いため、利用方法によってはオウンドメディアやプロモーションサイトとしても十分に活用できそうです。
公式サイトにはフォームも準備されており、不具合に関する報告や、様々な活用法についての議論も活発に行われており、Cocoonを使ってサイト開発をする際などに価値の高い情報源が見つけやすい点もGood!です。
- ブログ向きテーマ
- オウンドメディアやプロモーションサイトにも
- フォーラムが活発
- かなり細かい情報まで公式サイトに掲載されている
- 寄付(1000円~)特典でさらなる便利機能を入手できる
有料のおすすめWordPressテーマの紹介
ビジネス用ホームページ向きおすすめ有料WordPressテーマ
NANO(ナノ)
WordPressテーマ「NANO(ナノ)」は、中堅企業・大企業でも使えるビジネス用サイト向きのWordPressテーマです。
コンテンツ(ページ数)量が多いコーポレートサイトなら特におすすめ。
デザインのフォーマルさと美しさはもちろんのこと、コーポレートサイトの重厚感を演出するためのサブトップも簡単実装。一覧ページと詳細ページの二重構成になっているため、どっしりとした企業としての厚みを伝えます。
お知らせ欄もカテゴリごとにタブを設置して情報発信できるため、ニュースやプレスリリース、IR情報など使い分けが出来、中~大企業にはベストマッチします。
BtoB向けのコーポレートサイトのリニューアルもこれ一つで解決するほどに画期的かつ洗練された構造になっています。
- 中~大企業などコンテンツ豊富なビジネス用コーポレートサイト向き
- 特にBtoB向けのコーポレートサイトに
- 一覧ページ(サブトップ)と詳細ページの二重構造がGood!
- 会社そのもののブランディングに適しているデザイン
- メガメニューも簡単実装できる
- 充実の付属マニュアル
- テーマのインストール、初期設定、使い方をサポート
MAJESTIC+(マジェスティックプラス)
WordPressテーマ「MAJESTIC+(マジェスティックプラス)」は、ビジネスサイト用のベストセラーテーマ「MAJESTIC」が、さらに進化した機能拡張版のテーマになります。
コーポレートサイトやサービスサイト、店舗用サイトを作る際に必要なフォーマルサに加え、インパクトと美とミニマルを突き詰めた、ビジネスサイトをターゲットとしたフルスクリーンが特徴的なテーマ。
ファーストビューには、フルスクリーンのスライダーエリアが配置でき、画像だけでなくMp4動画やYouTube動画も表示することが可能で、サイトに訪れた瞬間に引き込まれるようなインパクトを与えます。
また、コンテンツ部分の美にもこだわっていて、パララックスウィジェットでは、ボタン操作だけで簡単にパララックスコンテンツを作成できるため、サイトのデザインや印象付けに活用できます。
- ビジネスサイト向きのWordPresテーマ
- シンプルかつ美しさが特徴
- 特に店舗サイトやサービスサイトで強いインパクトを与えられる
- フルスクリーンに画像だけでなく動画を使える
- 購入後30日間の無償サポート付き
HAKU(ハク)
WordPressテーマ「HAKU(ハク)」は、貴重な縦書き・横書き両方に対応したデザインテーマです。
ビジネス向けテーマの中でも、縦書きを活かして、旅館、飲食店などのBtoC向けのサイトに最適だと思います。
また、商品ブランディングにも適しているため、コーポレートサイトとしての利用ではなく、ある商品のブランディング用の特設サイトとしてこのテーマを使うのが良いかと思います。
サイトを開いた瞬間からユーザーの心を掴むファーストビューと、縦書き・横書きを活かした他サイトを圧倒するデザイン性抜群のブランディングサイトが作れます。
業種や商品を選ぶテーマですので商材が合わなければ使いにくい点はありますが、バッチリの業種や商品であるなら、機能性・デザイン性ともに最高クラスのコスパを誇るテーマだと思います。
- 商品ブランディング向きテーマ
- 貴重な縦書きにも対応している
- 業種や商品のジャンルは限定的だが非常にデザイン性が高い
- 充実の付属マニュアル
- テーマのインストール、初期設定、使い方をサポート
ブログサイト・オウンドメディア向きおすすめ有料WordPressテーマ
Readable(リーダブル)
WordPressテーマ「Readable(リーダブル)」は、読みやすさにこだわったブログ用WordPress有料テーマです。
ブログに特化して開発されているため、「記事の読みやすさ」と「収益化のしやすさ」をとことん突き詰めています。
スライダーの有無やトップページの記事一覧の種類、ウィジェットエリアの活用などで、簡単に世界に一つしかないサイトデザインが完成します。
サイト訪問の際、最もユーザの目を引くのは最初に表示されるエリア「ファーストビュー」も、Readableでは、非常に簡単に、誰でも簡単な操作で、ユーザに驚きを与えるデザインを作り出すことができるようになっています。
「(ブログの)収益化。それ以外の目的はありません。」と豪語するほどにReadableは、本格的なブログ運用を強力に支援してくれるツールです。
吹き出しブロック
記事の中で、二人以上のキャラクターを登場させて会話形式で話が進む、というようなブログが近年では多くなってきていますが、このときに欠かせない吹き出しを簡単に挿入できるブロック。
色やアイコン、キャラクター名などを自由に設定するだけ。難しいCSSやHTMLの知識は一切必要ありません。
Q&Aブロック
記事の中でQ&A形式で回答できるブロックを、Readableでは簡単に挿入することができるようになりました。
難しい知識は不要で、質問と回答を入力するだけで挿入が可能です。
アコーディオンブロック
ユーザーがクリックすると内容を表示させるアコーディオン機能を、簡単に記事に挿入できます。カラーも設定自由で、もちろん文字装飾などもOK。
本来であればJavascriptを利用しないと実現できないアコーディオンを簡単に実装可能です。
- 本格的にブログを運用するなら是非導入したいテーマ
- 様々なジャンルのブログ/オウンドメディアに適している
- ボタン一つで編集可能な各種ブロック
- アフィリエイトブログでお馴染みのランキング機能
- サイト中に散りばめられた広告の一括管理・編集機能
- マーケティングに欠かせないボタンのクリック率計測やABテスト機能
- 購入から30日間の無償サポート付き
THE THOR(ザ・トール)
WordPresテーマ「THE THOR(ザ・トール)」は、美しく・おしゃれで・洗練されたデザインのサイトがワンクリックで作れるブログ向けWordPresテーマです。
SEOに強く、検索エンジンから評価されやすい内部構造(マークアップ・高速表示技術)を徹底的に追求しています。
ブログサイトだけでなく、口コミサイト、比較サイト、オウンドメディア等々、様々なジャンルのサイト作りが簡単になります。
また、スマートエディター機能により、記事作成の際のマークアップ作業が簡略化されることで、記事を書くことに集中することができるのもGood!
有料テーマならではというか、THE THORならではの「無料・無期限・無制限」サポート体制があることにより、初心者から開発者まで安心して利用できると思います。
- 本格的にブログを運用するなら是非導入したいテーマ
- ブログサイトだけでなく、口コミサイト、比較サイト等々、活用法は多岐にわたる
- 内部SEO対策機能が網羅
- 読み込み・表示スピードが速い
- スマートエディター機能搭載で記事作成が楽々
- 「無料・無期限・無制限」安心のサポート&アフターフォロー体制
テーマ選びのポイント
おすすめできないテーマ
- 最新のWordPressに対応していない
- 最終アップデートが古い
- 配布サイトの更新がされていない
- ブロックエディターに対応していない
- 海外製(日本語解説が活発なら問題なし)
おすすめできるテーマ
- 最新のWordPressに対応している
- 最終アップデートが新しい
- 配布サイトの更新が活発
- ブロックエディターに対応と記述あり
- 日本製
まとめ:WordPress有料テーマを買うべきか?
有料テーマと無料テーマとの比較では、当然一番はじめにコスト面の検討が出てくると思います。
費用をかけたくないというポイントが第一の場合はもちろん無料テーマから始めてみるのが良いと思います。
ただし、ほとんどの有料テーマは機能性やデザイン性の高さの割に非常にリーズナブルに購入可能ですので、「せっかく自分で作るなら少しでも良いものを」という精神で有料テーマから始めるほうが、作業効率や成果物のバランス的を考えるとコスパは高いケースが多いかもしれません。特にWordPress初心者の場合はサポートが受けられたり、インターフェースが優れた有料テーマを検討候補に入れた方が良いと思います。
一方、有料テーマの豊富な機能も使いこなせなければ無料テーマと同じようなサイトしかできないというケースも考えられます。
コストはかけたくない、シンプルな機能だけで十分だという方は、無料テーマからWordPressに挑戦してみるのも良いと思います。